米デルタ国際便乗客、カナダ軍兵舎で一夜を過ごす 機体の不具合で

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米デルタ航空の旅客機の資料写真/Elijah Nouvelage/Reuters

米デルタ航空の旅客機の資料写真/Elijah Nouvelage/Reuters

(CNN) 米デルタ航空の国際便で機体に不具合が発生したため、数百人の乗客らが人里離れた場所にあるカナダ軍の兵舎で一晩を過ごす出来事があった。

デルタ航空の声明によれば、デルタ航空135便は10日、乗客270人、操縦士3人、乗員7人を乗せ、オランダ・アムステルダムから米国のデトロイトへ向けて飛行していた。デルタ航空によれば、同便は「用心のため」、夜間にカナダのニューファンドランド・ラブラドル州のハッピーバレー・グースベイへと迂回(うかい)した。

米連邦航空局(FAA)によれば、操縦士から除氷装置に問題があるとの報告があり、同便は現地時間午後3時15分ごろ、カナダのハッピーバレー・グースベイへと迂回したという。この事案について、FAAが調査している。

デルタ航空によれば、グースベイ空港は天候や滑走路の状況のため勤務時間に影響が出て営業を停止した。乗客はハッピーバレー・グースベイにある兵舎で一晩を過ごしたという。グースベイは軍民共用の空港で、主要な滑走路が二つある。

デルタ航空によれば、地元当局と協力して乗客に食事と宿泊施設を提供した。影響を受けた乗客には補償を提供したとしたが、詳細は明らかにしなかった。

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