英中銀、政策金利5.25%に引き上げ 14回連続利上げ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
イングランド銀行(英中央銀行)が14日連続で金利を引き上げた/Yui Mok/PA Images/Getty Images

イングランド銀行(英中央銀行)が14日連続で金利を引き上げた/Yui Mok/PA Images/Getty Images

ロンドン(CNN) イングランド銀行(英中央銀行)は3日、政策金利を0.25%引き上げ5.25%とした。2008年2月以来の高水準で、14回連続での利上げとなる。

英国では賃金上昇も一因となってインフレ率が高止まりしている。

利上げの判断を巡っては行内でも意見が分かれた。金融政策委員会のメンバーのうち、0.25%の利上げに賛成したのは6人。2人は0.5%の利上げを、1人は金利の据え置きをそれぞれ支持した。

イングランド銀行は声明で最近のデータの結果について、様々な傾向が入り交じる内容だったとしつつ、賃金上昇をはじめとする主要な指標からは根強いインフレ圧力のもたらすリスクが顕在化し始めたことが示唆されると指摘した。

住宅ローンを利用する200万人以上の英国民にとっては厳しい知らせとなる。2年固定型の住宅ローン平均金利は3日、6.85%となった。昨年8月は3.95%だった。金融商品の比較サイト、マネーファクツが明らかにした。

イングランド銀行のベイリー総裁は3日、SNSに投稿した動画で、「経済指標の兆候次第では再度利上げが必要になるかもしれないが、確実なことではない」と述べた。

3日の利上げに先駆け、金融市場はイングランド銀行の政策金利について予測。年末までに5.75%のピークに達するとの見通しを示していた。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「英国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]