ギリシャ、融資延長を申請へ 緊縮策の一部緩和も要請か

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ギリシャが融資延長を要請する見通しだという

ギリシャが融資延長を要請する見通しだという

ロンドン(CNNMoney) 欧州連合(EU)によるギリシャ支援策の期限切れが迫る中、ギリシャ政府は19日に融資延長を申請する見通しだ。関係者がCNNに明らかにした。

ギリシャは支援の条件となっている緊縮策の一部緩和を求める方針とみられる。これについてベレンバーグ銀行のエコノミスト、クリスチャン・シュルツ氏は、「(ギリシャは)支援延長のための提案をしておきながら、EUの許容できる範囲を越えたあらゆる事柄について再交渉を望んでいる」と指摘する。

それでもギリシャとEUのこれまでの交渉が実らなかったことを考えると、融資延長の申請は「心理的に大きな1歩」になるとの見方を示した。

交渉が成立しなければギリシャは間もなく資金繰りに行き詰まる。2010年以来、2400億ユーロ(約32兆円)の融資を受けてきた現在の支援策は、28日で期限が切れる。

欧州中央銀行(ECB)も会合を開き、ギリシャの銀行に対して行ってきた緊急流動性支援(ELA)について協議する予定だ。

シュルツ氏は「もし支援が延長されなければ、ECBのELAも延長されないだろう」と予想。そうなった場合、ギリシャ経済は壊滅的な状態に陥るとの見通しを示した。

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