英独外相がイスラエル訪問、自制促す 大統領らと会談

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(左から)ドイツのベアボック外相、イスラエルのヘルツォグ大統領、英国のキャメロン外相=17日、イスラエル・エルサレム/Ilia Yefimovich/picture-alliance/dpa/AP

(左から)ドイツのベアボック外相、イスラエルのヘルツォグ大統領、英国のキャメロン外相=17日、イスラエル・エルサレム/Ilia Yefimovich/picture-alliance/dpa/AP

(CNN) イスラエルがイランの攻撃への対応を検討するなか、英国のキャメロン外相とドイツのベアボック外相が17日午前にイスラエルを訪問し、ヘルツォグ大統領やカッツ外相らと会談した。

英国は、イスラエルが攻撃を受けた時の迎撃に協力した国のひとつ。キャメロン氏は一連の会談で、緊張激化の回避を求める国際社会の圧力を改めて強調した。

キャメロン氏は現地での記者会見で、「イスラエルが行動の決断を下そうとしていることは明らかだ」「事態のエスカレートをできるだけ抑え、厳しいと同時に賢明なやり方で行動することを願う」と述べた。

そのうえで、本当に必要なのはイスラム組織ハマスに焦点を戻すことだと指摘。人質や人道支援、戦闘休止に集中するべきだと訴えた。

同氏はイスラエル政府だけでなく、パレスチナ当局ともこの点を協議する構えを示した。

一方、ヘルツォグ氏はキャメロン、ベアボック両氏と「温かい話し合い」ができたと述べた。

またイスラエル外務省によると、カッツ氏は両氏との会談で、イラン政府をテロ組織に指定し、同国のミサイル開発に制裁を科すよう改めて要請。「今こそ地域を変えるチャンスだ。イラン革命防衛隊(IRGC)をテロ組織という本来の名で呼ぶ時だ」と主張した。

キャメロン氏は今週、英BBC放送とのインタビューで「われわれはすでにIRGC全体に制裁を科した。さらにどんな措置がとれるか検討を続ける」と述べたが、英政府は今のところIRGCのテロ指定には至っていない。

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