バイデン氏、「ナワリヌイ氏死亡はプーチンの責任」 ウクライナ支援の必要性を強調
(CNN) 米国のバイデン大統領は16日、ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が死亡したとの報道が米国を奮い立たせ、ロシアと戦うウクライナへの資金提供に向かわせるはずだとの認識を示した。
またナワリヌイ氏の死亡についてはロシアのプーチン大統領に責任があると明言。「プーチンは他国の市民を標的にするだけではない。我々はそうした事態をウクライナで目の当たりにしているが、彼は自国民に対しても恐ろしい犯罪を犯す」と述べた。
ナワリヌイ氏の死亡が報じられてから数時間後、バイデン氏はホワイトハウスで発言し、米国は「ウクライナが自衛し続けられるように資金を提供」しなくてはならないと主張。資金を提供せずにいることは「決して許されないだろう」と強調した。
その上で、「時間は刻々と過ぎている」とし、資金提供を実現しなくてはならないと付け加えた。
記者団から、連邦議会で法案を通過させることなくウクライナへの追加の武器供与を行う方法はあるかと問われると、そうした方法はないが、上下両院の議員らは今月2週間の休会に入る代わりに取り組みを強化するべきだと、語気を強めて訴えた。
ナワリヌイ氏死亡の報道を受け、議員から追加の資金提供を支持する声が高まるかと問われると、バイデン氏はそうなるのを期待すると答えた。