世界中で続く酷暑、連日の記録更新 ローマ40度超、バグダッド50度

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伊ローマで噴水の水を頭にかけて暑さをしのぐ少年/Tiziana Fabi/AFP/Getty Images

伊ローマで噴水の水を頭にかけて暑さをしのぐ少年/Tiziana Fabi/AFP/Getty Images

(CNN) イタリアやフランスなど世界各地で18日、観測史上最高の猛暑を記録した。ギリシャやカナダでは大規模な森林火災が続いている。

米国でも当面の間、異常な熱波が続く見通し。巨大な高気圧が停滞して上空の大気を「ヒートドーム」に閉じ込め、過酷な暑さが続く原因となっている。

米テキサス州エルパソの気温は33日連続でカ氏100度(セ氏約37.7度)を超え、アリゾナ州フェニックスの気温は18日正午までにカ氏110度(セ氏43.3度)に到達。これでカ氏110度以上の日が19日続いて記録を更新した。

フロリダ州南東部では海水温が上昇してサンゴ礁が危険にさらされており、米海洋大気局(NOAA)によればカ氏90度(セ氏32度)を超えている場所もある。熱波に加えて豪雨に見舞われた地域もあり、過去9日で少なくとも9人が死亡、子ども2人が行方不明になっている。

大規模な森林火災が続くカナダのブリティッシュコロンビア州では9歳の男の子がぜんそくの発作を起こして死亡した。全土で続く森林火災は900件を超え、米北東部のニューヨーク、ペンシルベニア、ニュージャージーなどの州も大気汚染に対する警報や注意報を出している。

イタリア・ローマは現地の気象庁の観測で史上最高のセ氏41.8度を記録。病院の救急外来を受診する患者はここ数日で20%増え、保健省は、呼吸器系の疾患を持つ人は外出を避けるよう呼びかけている。

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