ロシアが窃盗容疑で逮捕の米兵、2カ月の拘束 裁判所決定

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2009年、イラク派遣時のゴードン・ブラック二等軍曹/Department of Defense

2009年、イラク派遣時のゴードン・ブラック二等軍曹/Department of Defense

(CNN) ロシアに無断で渡航した在韓米軍兵士が窃盗容疑で逮捕されたとする事件で、ロシア極東部ウラジオストクの地方裁判所は9日までに、同兵士は今年7月2日までの約2カ月間拘束されるとの判断を示した。

発表した声明によると、「T」とする市民の所有物の窃盗をひそかに図った罪に問われているとし、相手に相当な心理的な被害をもたらしたと説明した。

米陸軍の報道担当者によると、米国防総省は同兵士のゴードン・ブラック二等軍曹のロシアへの旅行を認めておらず、その公式な申請もなかった。同軍曹は先月10日、韓国の配属先を抜け出していた。

米テキサス州の基地への転属される前の行動だったとし、韓国から中国経由でウラジオストクへ空路を使って「個人的な理由」で向かったとした。

ロシア外務省の報道担当者は同国国営タス通信に対し今回の事件は政治やスパイ活動とは関係がないと言明。「理解している限り全くの個人的な問題」と説明した。

ブラック軍曹は歩兵として2008年、陸軍に入隊。イラクやアフガニスタンへの従軍歴も持つ。

米国務省は今回の事件を受け、ロシアのプーチン大統領は過去の歴史をみるなら、米国市民を人質として捕らえているとも指摘。全ての国民にロシアへの渡航は安全でないと警告すると述べた。

米ロ関係はウクライナ侵略が続く中で緊張が高まっており、米紙記者や元海兵隊兵士を含む多数の米国人が拘束される事件も相次いでいる。

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