NY州裁判所、トランプ氏に箝口令 不倫口止め料巡る裁判で

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ドナルド・トランプ氏=2月15日、米ニューヨーク市のマンハッタン地区刑事裁判所/Pool/Getty Images North America/Getty Images

ドナルド・トランプ氏=2月15日、米ニューヨーク市のマンハッタン地区刑事裁判所/Pool/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) トランプ前米大統領がポルノ女優への不倫口止め料支払いに伴ってビジネス記録を改ざんしたとして起訴された件で、米ニューヨーク州マンハッタン地区刑事裁判所は26日、トランプ氏への箝口(かんこう)令を発した。裁判で証言する可能性のある人物らについて、発言が制限される。初公判は来月15日の予定。

裁判を担当するフアン・マーチャン判事はトランプ氏に対し、弁護士や裁判所職員、検察または弁護士の家族についても、裁判への干渉を意図した発言を認めないとした。陪審についての発言も禁止される。

マーチャン氏は書面で、トランプ氏には「脅迫的で扇動的、侮辱的な」発言を司法のあらゆる階層の人々に対して行ってきた過去があると指摘。そこには陪審も含まれると述べた。

この判断を受け、トランプ氏は元個人弁護士のマイケル・コーエン氏やポルノ女優ストーミー・ダニエルズ氏を批判することができなくなる。両氏は裁判で証言するとみられている。

一方、マーチャン判事自身や地区検察のアルビン・ブラッグ検事は、公人であるとの理由から箝口令の対象に含まれていない。

本公判は、大統領経験者に対する初の刑事裁判となる。箝口令が発せられる数時間前、トランプ氏はマーチャン氏と同氏の娘、ブラッグ氏が率いる検事らを批判した。

ニューヨーク州マンハッタン地区検察は先月、判事に対してトランプ氏への箝口令を要請。裁判を通じてこれを継続するよう求めていた。

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