米NY州の民事詐欺訴訟、トランプ氏の保証金減額

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トランプ前米大統領は、現金を担保にして保証金に充てるつもりだと述べている/Brendan McDermid/Pool/Reuters

トランプ前米大統領は、現金を担保にして保証金に充てるつもりだと述べている/Brendan McDermid/Pool/Reuters

(CNN) トランプ前米大統領と関連企業の不正をめぐる民事訴訟でニューヨーク州地裁が巨額の支払いを命じた問題で、同州の控訴裁判所は25日、控訴に必要な保証金を1億7500万ドル(約265億円)に減額する判断を下した。当初は4億6400万ドルの支払い命令が出ていた。

トランプ氏は記者団に対し、現金を担保にして保証金に充てるつもりだと述べた。

トランプ氏の弁護士らは先週、同氏が25日の期限までに当初の額の保証金を納付することは不可能だと明らかにしていた。

しかし控訴裁の判断により、10日間の期限延長と上記の減額が認められた。

今回の判断は、トランプ氏にとって現時点での大きな勝利となる。ニューヨーク州のジェームズ司法長官はトランプ氏の資産を差し押さえ、裁判所の命令を執行しようとしていたが、それを阻止した形だ。

1億7500万ドルの保証金を納付すれば、命令の執行は最短でも9月まで停止される。

トランプ氏は裁判所の廊下やその後の記者会見で報道陣の取材に答え、保証金の減額に言及。納付に当たっては、現金を担保にする意向を示した。

一方、ポルノ女優への不倫口止め料支払いに伴ってビジネス記録を改ざんしたとして起訴された件では、ニューヨーク州マンハッタン地区刑事裁判所が初公判の日程を4月15日に設定した。当初は今月25日に開かれる予定だった。

この裁判でトランプ氏側は、連邦検察が今月開示した大量の資料を巡ってマンハッタン地区検察に違法行為があったと主張。訴訟の取り下げを求めていたが、裁判を担当するフアン・マーチャン判事はこの訴えを退けた。

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