トランプ氏、ヒトラー「我が闘争」読んだことなし 反移民の言動で

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米アイオワ州ウォータールーでの集会に臨んだトランプ前大統領/Scott Olson/Getty Images

米アイオワ州ウォータールーでの集会に臨んだトランプ前大統領/Scott Olson/Getty Images

(CNN) 米大統領への返り咲きを狙うトランプ前大統領は21日までに、「不法移民は我々の国の血を汚している」とあからさまな反移民の姿勢を改めて示した上で、ナチス・ドイツのヒトラーの著書「我が闘争」は一度も読んだことはないともつけ加えた。

米アイオワ州ウォータールーでの集会で述べた。トランプ氏に関しては最近、反移民の考え方はヒトラーの模倣との批判が出ており、今回の発言は反論した形ともなっている。

トランプ氏は集会で「不法移民は我々の国を滅ぼしており、これは事実だ」と主張。「我々の国の血を汚しており、それが彼らのやっていることだ」などと強調した。

その上で「『我が闘争』を読んだことはない」とし、「ヒトラーはそうした言葉を用いているが、全く違った方法でだ」と続けた。

トランプ氏はニューハンプシャー州で最近開いた集会でも不法移民をけなす同様の言動を示し、バイデン大統領の再選を目指す陣営は「ヒトラーの受け売り」と非難していた。

前大統領はまた、同州で先月開いた集会で自らの政敵を「社会的な害虫」とまで形容。この言動は広範な批判を招き、バイデン大統領は「ナチス・ドイツ時代に耳にした言葉だ」と反発していた。

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