セリーナ、試合直前に姉殺害の受刑者釈放知る 試合は惨敗

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「シリコンバレー・クラシック」敗退後にファンに手を振るセリーナ・ウィリアムス/Ezra Shaw/Getty Images North America/Getty Images

「シリコンバレー・クラシック」敗退後にファンに手を振るセリーナ・ウィリアムス/Ezra Shaw/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) テニス界のスター選手、セリーナ・ウィリアムズさん(36)は18日までに、米誌タイムのインタビューで、姉の殺害犯が仮釈放されていたことを先月の試合直前にソーシャルメディアで知ったと明らかにした。セリーナさんはこの試合で敗れている。

セリーナさんが参加していたのは米カリフォルニア州で行われた大会「シリコンバレー・クラシック」。1回戦の相手に1-6、0-6で敗れ、23年間のキャリアの中で最悪の試合となった。

セリーナさんがインタビューで明かしたところによれば、試合開始10分前にインスタグラムを見ていたところ、姉の殺害犯が仮釈放されたことを知った。「そのことを頭から振り払えなかった」という。

仮釈放されたロバート・マックスフィールド受刑者は、セリーナさんの異父姉イェツンデ・プライスさんを2003年にロサンゼルス市内で射殺した罪で、06年4月から禁錮15年の刑に服していた。

プライスさんは殺害当時31歳で、3人の子どもがいた。

セリーナさんは「私が考えるのは彼女の子どもたちのことだけで、つらい経験だった」とも説明。「善行を積んでも姉が帰ってくるわけではない。姉がもう私をハグしてくれる機会がないというのは不公平だ」と話した。

聖書は許しを説いているものの、セリーナさんはマックスフィールド受刑者を許す気持ちには至っていない。ただ、「許したいし、許さねばならない。やがてそういう心境になるだろう」と語っている。

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