空軍基地に攻撃、軍用機3機損傷か モスクワ近郊
(CNN) ウクライナ国防省情報総局は20日、ロシアの首都モスクワ近郊の飛行場が18日に攻撃を受けたと明らかにした。「未確認の工作員が航空機2機とヘリコプター1機を爆破した」としている。
同局によると、攻撃を受けたのはモスクワから北東に30キロ離れたところにあるチカロフスキー空軍基地という。「ロシア連邦捜査委員会がチカロフスキー空軍基地の飛行場での破壊工作を調べている」と明らかにした。
同局は「未確認の人物が厳重に警備されている飛行場に爆発物を仕掛け、ロシア空軍第354特殊部隊連隊に所属するアントノフ148型機とイリューシン20型機、それから以前モスクワ州上空で攻撃ドローン(無人機)の撃墜を積極的に行っていたMI―28Nヘリコプターを爆破した」と説明。機体の損傷の程度から、早期の修復は見込めないとの見方も示した。
ロシアの一部のメディアは18日、チカロフスキー空軍基地付近での火災を報じたが詳細には触れていない。