NATO次期事務総長の人選、デンマーク首相が「候補」を否定

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デンマーク国旗の色に塗装されたF16戦闘機の前に立つフレデリクセン首相=5月25日、デンマーク/Bo Amstrup/Ritzau Scanpix/AFP/Getty Images

デンマーク国旗の色に塗装されたF16戦闘機の前に立つフレデリクセン首相=5月25日、デンマーク/Bo Amstrup/Ritzau Scanpix/AFP/Getty Images

(CNN) デンマークのフレデリクセン首相は8日までに、北大西洋条約機構(NATO)の次期の事務総長に立候補してはいないとの考えを示した。

ロイター通信によると、首都コペンハーゲンで記者団に述べた。「候補者でもない」ともつけ加えた。

現職のストルテンベルグ事務総長は今年後半に退任の予定で、女性のフレデリクセン首相が有力な後継候補との見方がここに来て強まっている。このポストは伝統的に欧州諸国の出身者が押さえているが、米国の承認が必要ともなっている。

フレデリクセン首相は最近、米ホワイトハウスを訪問しバイデン大統領と会談。ウクライナ問題などを協議したと伝えられたが、米側がNATOの次期事務総長への意欲などを打診する機会との受け止め方も出ていた。

バイデン氏はフレデリクセン首相との会談を歓迎、デンマークは米国の偉大な同盟国の一つで最も信頼出来る友人とたたえた。

ホワイトハウスは、今回の首脳会談でバイデン氏が次期事務総長の問題に触れたのかについては言及を避けた。

新たなNATO事務総長の候補者としてはこの他、オランダのルッテ首相、英国のウォレス国防相やエストニアのカラス首相らの名前が挙がっている。事務総長に女性が起用されたことはこれまでない。

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