中国の統一大学入試、受験生は過去最多の1300万人近く

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試験会場から出る受験生たち=7日、南京市/CFOTO/Future Publishing/Getty Imag

試験会場から出る受験生たち=7日、南京市/CFOTO/Future Publishing/Getty Imag

(CNN) 中国で7日、全国統一の大学入試、通称「高考」が始まった。今年は過去最多の1300万人近くが出願した。

入試は8日までの2日間実施される。

今週は各地で受験生らが合格祈願に寺院を訪れたり、教師らが幸運を願うちまきを配ったりする光景がみられた。SNSには応援や励ましのメッセージが飛び交った。

国営メディアによると、当局は受験生の気が散らないよう、試験会場付近で車のクラクションを禁止し、周囲の飲食店を休業させた。

不正対策も強化されている。一部の都市では替え玉受験を防ぐために顔認識システムが導入された。電子機器を使ったカンニングの防止策として、試験会場周辺の電波は弱めてあるという。

高考を前に寺院で好結果を祈る学生=瀋陽市
/STR/AFP/Getty Images
高考を前に寺院で好結果を祈る学生=瀋陽市 /STR/AFP/Getty Images

受験者数は昨年より98万人多い1291万人。動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」の中国本土版「抖音(ドウイン)」には、2000年に高考を受けたというユーザーから「当時の受験者は約375万人だったのに、わが子の世代では4倍近くになった」と嘆く書き込みがあった。

中国では3年間に及んだ新型コロナウイルス感染対策の厳しい規制で小規模企業が打撃を受け、都市部の失業率がはね上がっている。受験生は大学に合格した後、卒業する時も激しい競争に直面することが予想される。

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