上海で３６度超　５月としては観測史上最高

（ＣＮＮ） 中国南東部の主要都市、上海で２９日の最高気温が３６．１度に達し、５月としては観測史上最高の記録を更新した。

上海が観測を始めた年は不明だが、これまで５月の最高は１８７６年に初めて記録した３５．７度だった。その後１９０３年、１５年、２０１８年の３回、タイ記録が観測されていた。

上海の気象当局は２９日、市内の気温が３日連続で３５度を超えたとして、今年初めての高温注意報を出した。

昨年は、市内で３５度以上の暑さを記録した日が年間５０日に達した。

現時点の注意報は、３段階の中では一番低い黄色のレベル。オレンジの注意報は２４時間以内に気温が３７度を超えると予想される場合、赤は予報が４０度以上の場合に発令される。

専門家らによれば、気候変動の影響で、上海を含む中国沿岸部では近年、気温の上昇とともに海面水位の上昇も目立っている。

アジアでは今月、熱波がスモッグの季節と重なり、ベトナム、ラオス、タイの首都でそれぞれ史上最高気温を更新するなど、記録的な猛暑が観測されている。