ワグネル、バフムートから撤退開始 ロシア軍と交代

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ワグネルを率いるプリゴジン氏(中央)がバフムートから戦闘員が撤退を開始したと発表/Concord/Reuters

ワグネルを率いるプリゴジン氏(中央)がバフムートから戦闘員が撤退を開始したと発表/Concord/Reuters

(CNN) ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は25日、計画していたウクライナ東部の激戦地バフムートからの戦闘員の撤退を開始したと明らかにした。

ウクライナのマリャル国防次官は同日、バフムート郊外でワグネルの戦闘員がロシア軍兵士に「交代しつつある」と述べ、ワグネルはまだバフムートに残っていると指摘した。

数カ月に及ぶ残虐な戦いを経てバフムートを制圧したと主張しているプリゴジン氏は週末に、バフムートをロシアの正規軍に引き継ぐと述べ、ワグネルは撤退する方針を示していた。だがウクライナの当局者は今週、バフムートとその周辺に抵抗勢力が残っていると主張した。

25日にSNS「テレグラム」に投稿された動画には、プリゴジン氏がワグネルの戦闘員と握手してたたえる様子が映っている。

同氏はワグネルの撤退が来週までに完了する見込みであることを明言。「6月1日までに主要部分は後方の陣営に移る。陣地は ロシア軍に引き継ぐ。弾薬、陣地、食料など含め全てだ」とカメラに向かって直接説明した。

ウクライナ東部ドネツク州で親ロシア派勢力が名乗る「ドネツク人民共和国(DPR)」のトップは23日にバフムートを訪れ、今後同市がソ連時代に呼ばれていた「アルチェモフスク」という名称で認識されるようになると述べた。

だがウクライナの当局者は同日、バフムートの一部はまだウクライナ軍の支配下にあると指摘。ダニロフ国家安全保障防衛会議書記は「もし彼ら(ロシア軍)がバフムートを掌握したと考えているなら、それは事実ではないと断言できる。今日の時点で、バフムートの一部は我々の支配下にある」とCNNに述べた。

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