ウクライナ軍、反攻に向けた「形成」作戦を開始 米軍高官

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ウクライナのゼレンスキー大統領は反攻開始には「もう少し」時間が必要だと語った/From BCC

ウクライナのゼレンスキー大統領は反攻開始には「もう少し」時間が必要だと語った/From BCC

(CNN) ウクライナ軍が予想されるロシア軍への反転攻勢を前に、準備段階に当たる「形成」作戦を開始したことが分かった。米軍や欧米当局の高官がCNNに明らかにした。

形成作戦の内容には、部隊の進軍に備えて戦場の状況を準備するため、武器集積所や指揮所、装甲車、火砲を攻撃することが含まれる。大規模な連合作戦の前に行われる標準的な戦術となっている。

ウクライナが昨年夏に南部と北東部で反攻を仕掛けた際にも、事前に航空攻撃で戦場を形成する作戦が行われた。米軍高官によると、こうした形成作戦は、予定されるウクライナの攻勢の主要部分の前に何日も続く可能性があるという。

ゼレンスキー大統領は11日公開のインタビューで、欧米から約束された軍事支援のさらなる到着を待つ必要があるため、反攻開始には「もう少し」時間が必要だとの認識を示していた。

ゼレンスキー氏は欧州の複数の公共放送とのインタビューで、「(現状の装備でも)前進して成功を収めることは可能だ」「だが、多くの人命が失われるだろう。それは容認できない」と指摘した。

そのうえで「我々は待つ必要がある。もう少し時間が必要だ」と説明。ウクライナがまだ待っている装備品として戦車を含む装甲車を挙げ、「幾つかのまとまりに分けて到着しつつある」と述べた。

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