核紛争のリスク、過去数十年で最も高い ロシア外務次官

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ロシアのリャブコフ外務次官/Fabrice Coffrini/AFP/Getty Images

ロシアのリャブコフ外務次官/Fabrice Coffrini/AFP/Getty Images

(CNN) ロシアのリャブコフ外務次官は22日、核紛争のリスクがここへきて過去数十年間で最も高い水準に達しているとの見解を示した。国営タス通信が明らかにした。

タス通信によればリャブコフ氏は、バルダイ・クラブ討論会での議論中、「核紛争の可能性が今日高まっているかどうかといった議論にかまけたくはないが、どちらにせよ現在のそれは過去数十年間で見てきたいかなるケースよりも高い状態にある。そう言って差し支えない」と述べた。

同氏はロシア政府について、「主要な規定、教義上、政治上の規定から」逸脱することはないと改めて強調。非核保有国、とりわけ米国と足並みをそろえていない国々はもっと大きな声を上げ、西側の政治家を動かすべきだと示唆した。中でも米国政府は完全に現実的感覚を失っていると指摘した。

ロシアのプーチン大統領は先月、連邦議会での年次教書演説を行い、米国との間で核兵器の削減を約束した「新戦略兵器削減条約(新START)」について履行を停止すると言明していた。

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