ロシア訪問の習近平氏、プーチン氏と会談 「親愛なる友人」と呼び掛け

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習主席がロシア訪問、プーチン大統領と会談

(CNN) 中国の習近平(シーチンピン)国家主席がロシアを訪問し、プーチン大統領と会談した。中国国営新華社通信は両首脳がウクライナ問題をめぐり、「掘り下げた意見を交換した」と発表した。

習氏は20日から3日間の予定でロシアを訪れている。ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、習氏が同国を訪問したのは初めて。

習氏は首都モスクワのブヌコボ空港でチェルニシェンコ副首相と軍の楽隊に迎えられ、初日の午後から大統領府でプーチン氏と対面した。

プーチン氏は会談の冒頭で、「中国はこの数年で飛躍的な前進を遂げ、全世界から関心と羨望(せんぼう)を集めている」と述べた。

習氏はプーチン氏を「親愛なる友人」と呼び、「ロシアの発展はあなたの指導下で大きく進んだ」と称賛した。

中国で2012年に習政権が発足してから、両首脳の会談は40回目。これまで多くの場面で親密ぶりをアピールしてきた。

習氏は今回の訪問を、ウクライナ和平推進の一環と位置付けている。

新華社通信は中ロ両国が「似通った目標を共有」していると強調した。

同通信の発表文によると、習氏は会談で「平和と理性を求める声が絶えず集まっている。大多数の国は緊張緩和を支持し、和解と話し合いを主張し、火に油を注ぐことには反対している」と述べた。

発表文はさらに「紛争は最終的に対話と交渉で解決する必要がある」と主張。中国が最近、「ウクライナ危機の政治的解決」を呼び掛ける文書を公開したことを改めて指摘した。

同通信によれば、プーチン氏は中国の「公正、客観的でバランスの取れた」立場を評価したうえで、和平交渉に「開かれた態度」を示し、中国の建設的役割を歓迎すると述べた。

ロシア国営RIAノーボスチ通信は、会談が4時間半後に終了したと伝えた。両首脳の会談は21日も予定されている。

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