台湾の馬英九氏、来週から訪中 総統経験者で初

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群衆に手を振る馬英九・前総統=2月28日、台北/Sam Yeh/AFP/Getty Images/File

群衆に手を振る馬英九・前総統=2月28日、台北/Sam Yeh/AFP/Getty Images/File

台北(CNN) 台湾の馬英九(マーインチウ)前総統が、3月27日から4月7日の日程で中国を訪問することがわかった。馬氏の事務所が明らかにした。台湾の総統経験者の訪中は1949年に国共内戦が終結して以降初めて。

馬氏は台湾の野党・国民党の幹部。馬氏は先祖の出身地である湖南省を訪問するほか、台湾の学生の代表団を引率する。学生は中国の各都市で現地の学生と交流するという。

中国共産党は台湾を支配下に置いたことはないものの、台湾を自国の領土と主張しており、武力による統一も排除しないことを繰り返し表明している。

馬氏は2008年から16年まで台湾総統を務め、中国との経済的な関係を強化したが、中国政府の統一を求める動きは抑止していた。

馬氏は、特に経済面で中国政府に近いとみなされ、抗議デモや有権者の反発を招いた。

国民党は過去2回の総統選では、中国政府に対してより懐疑的な見方をする民主進歩党に敗北している。

台湾では来年1月に総統選が行われるが、現職の蔡英文(ツァイインウェン)氏には再出馬の資格はない。

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