スロバキアもミグ29機提供、ロシア「廃棄物の処理」と冷笑

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スロバキアのスリアチ上空を飛行する戦闘機「ミグ29」=2016年7月8日撮影/Slavek Ruta/Shutterstock

スロバキアのスリアチ上空を飛行する戦闘機「ミグ29」=2016年7月8日撮影/Slavek Ruta/Shutterstock

(CNN) スロバキアのヘゲル首相は17日、ウクライナへ旧ソ連製の戦闘機「ミグ29」を13機提供する方針を明らかにした。

ロシアのウクライナ侵攻後、同国への戦闘機供与に踏み切った北大西洋条約機構(NATO)の加盟国はポーランドに次いで2カ国目。

ヘゲル首相はSNS上で「約束は守らなければならない。(ウクライナの)ゼレンスキー(大統領)が戦闘機を含むより多くの兵器を求めた際、私は最善を尽くすと答えた。他国も同様なら喜ばしい」と述べた。

ポーランドは同型機4機のウクライナへの引き渡しを最近発表。数日内に実施するとしていた。ドゥダ大統領は、4機はスロバキアが旧東ドイツから引き取った10機以上の一部とし、運用可能な状態にした後、ウクライナへ送ると述べた。

米ホワイトハウスは16日、ポーランド政府の決定は主権国家の判断と尊重する意向を表明。ただ、バイデン米大統領がF16型戦闘機をウクライナへ引き渡す決断の契機にはならないと釘を刺してもいた。

一方、ロシアのペスコフ大統領報道官は17日、ポーランド、スロバキア両国によるミグ29機の譲渡について、「不要となった旧式の装備の処理を実施したようにみられる」と皮肉った。記者団に、ロシアが独自に呼称する、ウクライナ侵攻を指す「特別軍事作戦」の結末に変化はもたらさないとも述べた。

また、NATO加盟国がウクライナの紛争への直接的な関与を強めていることの新たな証左ともなじった。

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