ホンジュラス大統領、中国との国交樹立を指示

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ホンジュラスのカストロ大統領が中国との国交樹立に向けた手続きを進めるよう指示/Orlando Sierra/AFP/Getty Images/FILE

ホンジュラスのカストロ大統領が中国との国交樹立に向けた手続きを進めるよう指示/Orlando Sierra/AFP/Getty Images/FILE

(CNN) 中米ホンジュラスのカストロ大統領は14日、中国との国交樹立に向けた手続きを進めるよう指示を出したことを明らかにした。

中国と外交関係を持つことは、台湾との断交を意味する。中国は台湾を承認している国との外交関係を拒否しているためだ。

現時点で台湾との関係維持を選んでいる国は、太平洋や中南米の小国を中心にわずか14カ国。

ホンジュラスもそのひとつだったが、カストロ氏はツイッターを通し、中国との国交樹立を統括するよう外相に指示したと発表した。

カストロ氏は2021年、左派の立場から汚職や不祥事の撲滅、貧困問題の軽減などに取り組むことを掲げ、大統領に就任。外交政策では中国との国交樹立を公約に掲げていた。だが政権移行チームのメンバーは22年1月、ロイター通信とのインタビューで、カストロ政権は台湾との関係を維持すると述べていた。

中国は習近平(シーチンピン)国家主席の下、台湾への圧力を強め、外交関係の争奪戦に力を入れてきた。最近では19年に南太平洋のソロモン諸島、21年に中米ニカラグアがそれぞれ台湾と断交し、中国と国交を結んでいる。

カストロ氏の発表を受け、台湾の外交部(外務省に相当)はホンジュラスとの関係維持を表明し、同国に対して「中国のわなにはまるな」と警告した。

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