ロシア、ウクライナ武装集団が国境越え襲撃と主張 ウ高官「挑発」

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(CNN) ロシアの治安当局は2日、武装した少数のウクライナ人が国境を越えてロシア西部ブリャンスク州に入ったと主張した。これに対しウクライナの高官は「意図的な挑発」だと一蹴した。

ロシアの情報機関で国境を監視する連邦保安局(FSB)は国営RIAノーボスチ通信を通じて出した声明で、「武装した国境侵犯のウクライナ愛国主義者」に対応するために国防省と共同作戦を実行していると述べた。

ロシア国営タス通信は匿名の連邦保安局員の話として、国境近くのブリャンスク州の2つの村で最大6人が破壊工作員によって人質に取られていると伝えた。

州知事の広報官はロシア軍系メディア「ズベズダ」に、ウクライナの破壊工作・偵察グループがスシャニ村で活動していると述べたが、その他の情報は出さなかった。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は、プーチン大統領が計画されていた同国南部訪問を取りやめ、「テロ攻撃」について定期的に報告を受けていると明らかにした。

一方、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は、ロシアの主張は挑発かロシア大統領府に対抗している地域のグループによる行為だと述べ、ウクライナの関与を否定した。

ポドリャク氏は「ウクライナは攻撃していない」と明言し、この種の作戦はこれまでのロシアの挑発と同じだと指摘。「ロシアの古典的なやり方だ。いつも挑発し、うそをつき、口実を作る」と述べた。

CNNはロシアの主張を独自に検証できていない。また、ロシアのメディアは戦闘と思われる画像を公開していない。米国とウクライナの当局者は過去に、ロシアが軍事衝突を激化させる口実として国境でいわゆる「偽旗作戦」を計画していると警告していた。

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