ウクライナ軍、バフムートで「猛烈に抗戦」 ワグネルのトップが認める

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ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏が要衝バフムートでの戦況に言及した/Sergei Ilnitsky/Reuters

ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏が要衝バフムートでの戦況に言及した/Sergei Ilnitsky/Reuters

(CNN) ウクライナ軍は東部の要衝バフムートを巡って「猛烈に」戦闘を繰り広げている。ロシアの民間軍事会社「ワグネル」のトップ、エフゲニー・プリゴジン氏が明らかにした。ワグネルはバフムートに対する包囲戦を展開している。

1日夜にCNNの番組で再生されたSNSテレグラムの音声メッセージの中でプリゴジン氏は、「ウクライナ軍は追加の予備役をバフムートに投入」し、「全力を挙げて」これを保持しようとしていると述べた。

「数万人のウクライナ兵が猛烈に攻撃を退けている。殺される人間は日々増えている」(プリゴジン氏)

ワグネルはロシア軍のバフムート奪取作戦の先陣を切っているが、プリゴジン氏は前進に必要な弾薬が不足していると主張する。

「私に言わせれば、システムを機能させる必要がある。システムがすぐに機能し始め、定期的に弾薬を入手できるようになるのを期待する」。別のテレグラムの動画でブリゴジン氏は述べた。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、現時点でバフムート防衛が最大の課題になっていると強調。ロシア軍は同市周辺でじりじりと前進しているものの、ウクライナ軍はいまだ退却しておらず、膠着(こうちゃく)状態に持ち込んでいると指摘した。

昨夏以降、前線はバフムートのすぐ近くで展開しており、ロシアにとって同市の掌握は長く待ち望んだ成功に他ならない。限定的ながら戦略上の価値ももたらすことになる。

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