「中国の立場は一貫して明確」 習主席、ベラルーシ大統領に伝える

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訪中したベラルーシのルカシェンコ大統領と会談する習近平(シーチンピン)国家主席=1日、中国・北京/Pavel Orlovsky/Belta/AFP/Getty Images

訪中したベラルーシのルカシェンコ大統領と会談する習近平(シーチンピン)国家主席=1日、中国・北京/Pavel Orlovsky/Belta/AFP/Getty Images

(CNN) 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は1日、同国を訪れているベラルーシのルカシェンコ大統領と会談し、ウクライナ危機をめぐる中国の立場は一貫して明確だとの考えを伝えた。中国政府が発表した。

習氏は、中国がこのほど発表したウクライナ危機の政治的解決を呼びかける文書に言及した上で「中国の姿勢の根幹は平和と話し合いを促進することだ。政治的解決を堅持し、冷戦時代のメンタリティーを捨てる必要がある。また、全ての国の正当な安全保障上の懸念を尊重し、バランスのとれた効果的で持続可能な安全保障の構造を欧州で構築しなければならない」と述べた。

さらに、関係する国々に「世界経済を政治的に利用したり道具化したりすることをやめ」、戦争を終結させるための措置を講じるよう促した。

中国政府の発表によると、ルカシェンコ氏はウクライナでの紛争に関する「中国の立場と提案に全面的に賛成する」と述べたという。

2月24日に発表された方針説明書の中で、中国の外務省は和平協議の再開と一方的な制裁の終了を要求。また、習氏が昨年、西側首脳に伝えた核兵器の使用に反対する考えを強調した。

中国政府はロシアとの連携強化について欧米など西側諸国からますます圧力を受けている中、ロシアがウクライナに侵攻して1年の節目を迎えた2月24日にウクライナ紛争の政治的解決を繰り返し訴えた。

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