ウクライナ侵攻後に殺された子どもは487人 ユニセフ

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オデーサの大聖堂で3歳女児を含む家族の葬儀を行う聖職者ら=4月27日撮影/Nina Liashonok/Ukrinform/Future Publishing/Getty Images

オデーサの大聖堂で3歳女児を含む家族の葬儀を行う聖職者ら=4月27日撮影/Nina Liashonok/Ukrinform/Future Publishing/Getty Images

(CNN) ロシアが昨年2月24日にウクライナへの全面侵攻を開始して以降、殺された子どもは少なくとも487人、けがを負ったのは少なくとも954人に達した。ほとんどの死傷者は爆発力のある武器によって生み出されたという。国連児童基金(ユニセフ)が明らかにした。

ただユニセフの広報担当者、ジェームズ・エルダー氏によれば、この数字は大幅に少なく見積もられており、実際の犠牲者の数はこれを格段に上回るという。

戦争が子どもたちを貧困へと追いやり、多大なトラウマを負わせ、教育も奪ったと、エルダー氏はCNNの取材に対して述べた。

同氏によると、ロシア軍の攻撃の恐れがある中、多くの子どもたちは依然としてオンライン授業を余儀なくされている。しかし紛争状態を受けて電力供給やインターネットサービスに信頼がおけないため、こうした授業形態にも困難が伴う。

通常地下にある掩蔽壕(えんぺいごう)で勉強する子どもたちもいる。砲撃からは守られるものの、壕の中は寒く、気持ちも沈むとエルダー氏は語る。

侵攻開始から4カ月後、ユニセフは掩蔽壕内での学校再開に取り組んだ。これらの施設内で子どもたちがトイレを使用できるようにし、遊ぶ場所や授業を受けられる空間も確保したとエルダー氏は説明する。

ユニセフはCNNに対し、学校の防空シェルター16カ所について改修を完了したと述べた。今年7月までにさらに80カ所の改修を完了する計画だとしている。

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