「奇跡の少女」248時間ぶり救出 地震発生から10日、さらに3人生還 トルコ

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救助された17歳の女性(中央)=16日、トルコ南部カフラマンマラシュ/Mehmet Kaman/Anadolu Agency/Getty Images

救助された17歳の女性(中央)=16日、トルコ南部カフラマンマラシュ/Mehmet Kaman/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) トルコとシリアを襲った地震の発生から10日後の16日、がれきの中から少なくとも3人が救出された。うち2人は未成年だった。

このうち17歳の女性は、6日の地震発生から248時間ぶりに助け出され、「奇跡の少女」と呼ばれた。

続いて30歳の女性が258時間ぶりに救助され、その数時間後に12歳の少年が救助された。少年は近くにまだ閉じ込められている人がいると証言した。

当局によると、6日に発生したマグニチュード(M)7.8の地震では、トルコと隣国シリアで少なくとも4万3885人が死亡した。捜索救助活動は冬の厳しい寒さに阻まれ、長年の内戦によって人道危機的状況が深まっているシリア北西部への支援物資輸送は物流上の課題に直面している。

トルコ司法相は16日、今回の地震による建物の損壊に関連して、これまでに少なくとも54人が逮捕されたことを明らかにした。

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は同日、トルコの復興支援に向けて3カ月で10億ドル(約1340億円)の援助を呼びかけた。この2日前に国連は、シリア支援のために3カ月で3億9700万ドルの援助を呼びかけていた。人道団体は、被災者の心の健康問題に対応する必要があると強調していた。

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