死亡した米国人ボランティアの妻、医療要員狙ったロシアの攻撃を非難

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CNNのインタビューに応じるアレックス・ポッター氏/CNN

CNNのインタビューに応じるアレックス・ポッター氏/CNN

(CNN) ウクライナ東部の激戦地バフムートで支援活動中に死亡した米国人男性の妻が14日、CNNの番組で、救護要員を狙うロシア軍の攻撃を非難した。

元米海兵隊員のピート・リード氏は2日、米国拠点の医療支援NGO「グローバル・アウトリーチ・ドクターズ」のメンバーとして活動していた時に死亡した。

現場の動画は、リード氏のチームが乗った簡易救急車にミサイルが命中した場面を捉えている。

同氏の妻、アレックス・ポッター氏によると、専門家らはこの動画から、対戦車誘導ミサイルによる攻撃と断定した。

ポッター氏は、救急車の表示がある民間車両の医療スタッフを狙った「極めて陰湿な」攻撃だったと非難する。

ロシア軍は、標的を攻撃した後で救急隊が駆け付けるのを待ち、再び攻撃する「ダブルタップ」という手法を多用している。

ウクライナでは多くの医療従事者や医療施設が攻撃を受けているにもかかわらず、ロシア側は民間人を故意に狙ってはいないと主張してきた。

ポッター氏は番組で、夫がウクライナに行ったのは負傷した市民に直接医療ケアを提供するためだと話した。

夫妻は昨年、ロシアのウクライナ侵攻が始まる数日前に結婚したばかりだった。ポッター氏はリード氏について「カリスマ性のある、外向的な」人物で、だれからも「親友」と慕われていたと語った。どんなに忙しくても、だれかが話しかければ必ず全身全霊で応じるような人だったと振り返った。

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