ロシア、数週間以内に「最大限の戦力増強」か ウクライナ安全保障高官

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ロシアの大規模な攻勢が近いと予測するウクライナ国家安全保障防衛会議のダニロフ書記/Sergei Supinsky/AFP/Getty Images

ロシアの大規模な攻勢が近いと予測するウクライナ国家安全保障防衛会議のダニロフ書記/Sergei Supinsky/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ国家安全保障防衛会議のダニロフ書記はこのほど、ロシアが「最大限の戦力増強」に向けて準備しており、早ければ数週間以内に実行に移される可能性があるとの見方を示した。

ダニロフ氏は1月31日に放映された英テレビ局スカイニュースとのインタビューで「今後数カ月がこの戦争を決定づけるだろう」「主な戦闘はこれからで、2、3カ月以内に起こると認識している」などと述べた。

「ロシアは最大限の戦力増強を準備中だ。可能な限り人員をかき集め、演習や訓練を行っている。さまざまな方向からの攻撃に関しては、現時点で今後数週間はあらゆるシナリオを想定している」と説明した。

ウクライナ軍情報総局のユーソフ報道官はテレビで、「戦闘が非常に活発になる時期に突入しようとしている。2月と3月は戦闘がかなり激しくなるだろう」と述べた。

ウクライナ当局者は以前からロシアの再攻勢を警告しており、対抗するために西側諸国にさらに強力な武器を求めていた。

ダニロフ氏の発言を受けて、ウクライナ軍南部防衛司令部のグメニュク報道官は1日、ロシアがウクライナ南部で再攻勢を準備している兆候があると指摘し、「陸だけでなく、海、空でもそうだ」と述べた。

グメニュク氏によると、ウクライナ軍情報総局は黒海にいるロシア海軍の動きの変化を指摘したという。同氏は「動きが活発で、ミサイル運搬船が行ったり来たりしている」と述べた。

一方、ベラルーシの国防省は1月31日、同国軍とロシア軍が行っている合同軍事演習を1週間延長すると明らかにした。同省の声明には「追加された1週間では、両軍の代表者らが近年の戦闘での経験を踏まえ、部隊の配置計画を共同で作成する演習を行う」とある。

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