米滞在のブラジル前大統領、観光ビザを申請

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ブラジルのボルソナーロ前大統領が6カ月間の滞在を可能にする米国の観光ビザを申請した/Ueslei Marcelino/Reuters/FILE

ブラジルのボルソナーロ前大統領が6カ月間の滞在を可能にする米国の観光ビザを申請した/Ueslei Marcelino/Reuters/FILE

(CNN) 昨年末から米フロリダ州に滞在しているブラジルのボルソナーロ前大統領はこのほど、6カ月間の滞在が可能になる観光ビザを申請した。

移民の手続きを扱う米法律事務所、AGイミグレーションによると、27日に申請を出した。

ボルソナーロ氏は昨年10月の大統領選でルラ氏に敗れ、ルラ氏の就任前に出国して先月30日からフロリダ州に滞在中。今月1日から30日まで、スタッフ5人の同行が認められていた。

国家元首に発給される「A1ビザ」で入国したとされるが、このビザが有効なのは元首の地位にある間だけだ。米国務省はボルソナーロ氏のビザの状況について、機密性を理由に確認を拒否している。

ブラジルではルラ政権発足後の8日、ボルソナーロ氏の支持者らが大統領府や議会、最高裁判所を襲撃した。この事件を受けて、米下院の民主党議員らはバイデン大統領に、ボルソナーロ氏に避難先を提供するべきではないと訴えていた。

ボルソナーロ氏は襲撃を非難したものの、専門家らによれば、同氏が大統領選の選挙不正を主張したことで支持者らの怒りが高まったとみられる。

ブラジル最高裁は13日、検察の要請に応じ、襲撃事件への同氏の関与について捜査することを認めた。

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