ロシア、併合4州で実効支配強化 時差導入や刑務所建設

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ロシアのプーチン大統領(中央)とロシアが「併合」を宣言した4州の代表者=2022年9月、ロシア首都モスクワ/Getty Images

ロシアのプーチン大統領(中央)とロシアが「併合」を宣言した4州の代表者=2022年9月、ロシア首都モスクワ/Getty Images

(CNN) ロシア産業貿易省は29日までに、同国が昨年9月に一方的に併合したウクライナ東部と南部の4州にモスクワ時間を導入するとの方針をSNS上で発表した。

関連法案の草案が既に政府へ提出されたとした。4州は東部のドネツクとルハンスク、南部ヘルソンに中南部ザポリージャ。国際法違反と指摘される強制併合はロシア側が正当性を主張する住民投票をへて強行されていた。

戦闘が2014年から続く東部2州では親ロシア派勢力が共和国の樹立を名乗り、ヘルソン、ザポリージャ両州の多くの地域は侵攻直後にロシア軍の占領下に置かれた。

ロシア政府はまた、これら4州に20以上の矯正施設を建設することをこのほど命じた。ロシアのミシュスチン首相が署名し、法律情報を載せる政府の公式サイトで発表した。

施設での主要な活動目標は、ロシア刑法に基づく強制労働を科す形での刑事罰の執行となると指摘。20のうちの三つは強制労働施設、他の三つは医療矯正施設になるとした。

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