115歳のスペイン人女性、世界最高齢のギネス認定

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世界最高齢であることが確認されたマリア・ブラニャス・モレラさん(115)/Guinness World Records

世界最高齢であることが確認されたマリア・ブラニャス・モレラさん(115)/Guinness World Records

(CNN) 米国生まれのスペイン人女性、マリア・ブラニャス・モレラさん(115)が、ギネス・ワールド・レコーズ(GWR)で世界最高齢と認定された。これまでの最高齢だったフランスの修道女シスター・アンドレ(本名リュシル・ランドンさん)は118歳で死去していた。

モレラさんは2つの世界大戦とスペイン内戦、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を生き延びてきた。1907年3月4日、米カリフォルニア州サンフランシスコで誕生。ライト兄弟が動力飛行機の初飛行を成功させてからまだ4年足らず。沈没したタイタニック号の建造が始まる2年前だった。

22年前からスペイン・カタルーニャの老人ホームで暮らし、数週間後には116歳の誕生日を迎える。娘の助けを借りながらツイッターも利用し、何千人ものフォロワーと交流。「私は年寄りです。とても年寄りです。でもばかではありません」と自己紹介している。

若かりし頃のマリア・ブラニャス・モレラさん/Supercentenaria/Twitter
若かりし頃のマリア・ブラニャス・モレラさん/Supercentenaria/Twitter

モレラさんは両親が米国へ移住した1年後に誕生し、一家はその8年後にスペインに戻った。しかし父親は大西洋を横断する航海の途中、肺結核で命を落とし、モレラさん自身は転倒して片耳の聴覚を失った。

一家がバルセロナに到着したのは第1次世界大戦の最中だった。モレラさんは第2次大戦やスペイン内戦も経験している。

2020年5月には新型コロナ陽性と判定されたが無事に回復。コロナから回復した最高齢者の1人とされている。

3人の子どもと11人の孫、13人のひ孫に恵まれたモレラさんは21日、最高齢認定について「驚き、感謝している」とツイート。ただ、過去数日の「ストレス」にも言及し、これ以上のインタビューには応じられないとしていた。

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