ポーランド外相、ウクライナへの戦車供与「決意固める」 首相発言と矛盾か

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ウクライナへの戦車供与について、決意を「一層固めている」と発言したポーランドのラウ外相/Virginia Mayo/AP

ウクライナへの戦車供与について、決意を「一層固めている」と発言したポーランドのラウ外相/Virginia Mayo/AP

(CNN) ポーランドのラウ外相は23日夜、欧州連合(EU)外相会合後に記者団の取材に応じ、ウクライナへの戦車供与について、他国が枠組みに参加しなくても単独で供与を行う決意を「一層固めている」と発言した。

ラウ氏は記者団からドイツ製戦車「レオパルト2」のウクライナへの供与や、ポーランドに続く他のEU加盟国の有無について質問を受け、「他国の決定にかかわらず、我々は決意を一層固めている。ウクライナ側に戦車を送ると約束したからだ」と語った。

また、他国がポーランドの動きに加わるかは「まだ決まっていない」とした上で「交渉が進行中だ」と明かした。

ラウ氏の発言は同国のモラビエツキ首相の発表と矛盾するように見える。首相はポーランドが戦車を供与する条件として、ウクライナに戦車を送る国家の「小連合」の形成を挙げていた。

ドイツ政府の報道官は同日、ポーランドや他国からレオパルト2のウクライナへの供与に関する承認申請はまだ来ていないと述べた。戦車はドイツ製のため、供与時には承認が必要となる。

ラウ氏はポーランドがドイツに承認を求めるのかとの問いに「もちろんする」と答えた。ドイツ政府の姿勢に関する見解を求められると「ドイツはもっと断固とした、より動きを見せる対応が可能」との認識を示した。

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