「キーウに攻撃」とウクライナ当局者 ザポリージャ、ハルキウでも爆発の報告

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ウクライナ首都キーウ(キエフ)のマイダン広場=1月4日撮影/Sameer Al-Doumy/AFP/Getty Images

ウクライナ首都キーウ(キエフ)のマイダン広場=1月4日撮影/Sameer Al-Doumy/AFP/Getty Images

ウクライナ・キーウ(CNN) ウクライナの首都キーウ(キエフ)で14日早朝、複数の激しい爆発が発生した。同市の複数の当局者らから、重要なインフラ施設に対してミサイル攻撃が行われたとの報告が寄せられている。

キーウ市の軍政部門は同日、「首都が攻撃を受けた」と発表。クリチコ市長は、市内を流れるドニプロ川の東岸が攻撃を受けたと述べた。複数の電力施設がある地域だという。SNSのテレグラムで避難を呼び掛けたクリチコ氏は、撃ち込まれたミサイル1発の破片がドニプロ川西岸の住民のいない地域に落下したと述べた。「負傷者は出ていない」という。

CNNは爆発の正確な場所を現時点で確認していないが、街は分厚い黒煙で覆われている。

キーウ州のクレバ知事によれば、爆発が聞こえたのは同日午前6時前後。重要なインフラ施設で火災が発生し、対応チームが現場入りしているという。現時点で死傷者の報告はないとしている。

爆発は南東部ザポリージャ市や北東部ハルキウ市でも聞こえた。複数の当局者が明らかにした。

ザポリージャ市議会の幹部は、テレグラムに「敵が再びザポリージャを攻撃している。爆発や死傷者について詳しい情報は入っていない」と書き込んだ。

ハルキウ州の軍政トップは、テレグラムで住民に避難を呼び掛けた。ハルキウ市のテレホフ市長は、ロシアがS300ミサイル4発を発射したと明言。うち2発が市内に着弾したと述べた。

一方でキーウに拠点を置くウクライナ軍のオレクサンドル・パブリュク司令官は、同市での爆発についてロシアの攻撃によるものではないと主張。テレグラムに「爆発は空、もしくは防空からの脅威とは無関係。いかなる軍事行動による脅威でもない」と投稿した。

「脅威があるとすれば、警報が鳴るはずだ。爆発の原因は個別に報告されるだろう」(パブリュク氏)

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