安倍元首相銃撃、山上容疑者を殺人罪などで起訴

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安倍元首相殺害で、奈良地検が山上徹也容疑者を殺人と銃刀法違反の罪で起訴した/Kyodo/Reuters/FILE

安倍元首相殺害で、奈良地検が山上徹也容疑者を殺人と銃刀法違反の罪で起訴した/Kyodo/Reuters/FILE

東京(CNN) 安倍晋三元首相が昨年銃撃され死亡した事件で、奈良地検は13日、山上徹也容疑者を殺人罪などで起訴した。

奈良地検の声明によると、山上容疑者は殺人と銃刀法違反の罪で起訴された。安倍氏は昨年7月8日、奈良市内での選挙の応援演説中に射殺された。

奈良地裁はCNNに対し、起訴を受理したことを確認した。

NHKによると山上被告を巡っては逮捕後の精神鑑定を通じ、刑事責任能力の有無が検討されてきた。「鑑定留置」の期限は10日で切れていたという。

奈良西署によると、山上被告は当時現場で拘束され、安倍氏を撃ったことを認めていた。

NHKの当時の報道によると、山上被告が安倍氏を狙った理由は、自身が恨みを抱く教団の拡大に安倍氏の祖父、岸信介元首相が力を貸したと考えたためだとされる。

CNNは山上被告がどの教団について言及していたのか、独自に確認していない。ただ岸田文雄首相は昨年9月の国会で、安倍氏と旧統一教会との関係に言及した。

現行の正式名称を世界平和統一家庭連合とする旧統一教会は1954年に韓国で創設され、80年代までに世界的に信者を拡大した。現在もアジアの一部地域では依然として強力な宗教団体となっている。

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