ドイツ政府、マルダー歩兵戦闘車40台の供与を発表

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修理を終え、ドイツ国内の工場前に並べられたマルダー歩兵戦闘車=7月14日撮影/Julian Stratenschulte/picture alliance/Getty Images

修理を終え、ドイツ国内の工場前に並べられたマルダー歩兵戦闘車=7月14日撮影/Julian Stratenschulte/picture alliance/Getty Images

(CNN) ドイツ政府の報道官は6日、今年1~3月にマルダー歩兵戦闘車約40台をウクライナに供与する計画を明らかにした。

報道官によると、ドイツはマルダー歩兵戦闘車を大隊に配備したい意向。

ドイツはこのほか、パトリオット対空ミサイルシステム1基をウクライナに供与する方針も表明した。こちらも今年の第1四半期に引き渡される予定だという。

マルダーは戦場での兵士の輸送を目的に設計された車両で、1970年代初めからドイツ軍によって使用されているが、継続的に改良が行われてきた。ドイツはマルダーの段階的退役を進めているものの、今なお数百台が現役となっている。

報道官によると、マルダーの運用訓練はドイツ国内で行われる見通しで、期間は約8週間。

米国も自国の歩兵戦闘車「ブラッドレー」の訓練をウクライナ人に行う予定だが、訓練の場所が米国になるのかドイツになるのかは現時点で不明だという。

報道官によると、ドイツのショルツ首相とウクライナのゼレンスキー大統領は6日に電話会談を行う。

在独ロシア大使館は、歩兵戦闘車とパトリオットの供与を決めたドイツの判断を批判。「ウクライナでの紛争の激化につながるさらなる一歩」だとする声明を出した。

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