停電の発生件数減少、配電網の復旧進む ウクライナ

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停電中のウクライナ首都キーウで懐中電灯を手に歩く人々=12月24日撮影/Sergei Chuzavkov/SOPPA Images/Sipa USA/AP

停電中のウクライナ首都キーウで懐中電灯を手に歩く人々=12月24日撮影/Sergei Chuzavkov/SOPPA Images/Sipa USA/AP

(CNN) ウクライナのシュミハリ首相は27日、ウクライナ全土の停電の件数が減少していると述べた。配電網の復旧が進んでいるほか、気象条件が良くて電力消費が減ったためだという。

政府の声明によれば、シュミハリ氏は閣議で、ロシア軍による砲撃がなければ、新年の祝日は緊急の停電なしで過ごすことができるとの見通しを示した。

シュミハリ氏によれば、緊急の停電が減っているが、これは、損傷した機器の復旧に取り組む技師の働きと、週末の電力消費量の減少、凍えるような天気がなかったためだという。

インフラの復旧に伴って、少なくとも部分的に電力が回復している消費者が増えているという。

シュミハリ氏によれば、消費者への電力供給の優先順位を決めるアルゴリズムがある。最初に重要なインフラを再接続する。次が軍産複合体で、3番目が重要な生産施設。4番目が住宅となるという。

ウクライナは、ロシアがエネルギーシステムへの攻撃を継続する準備を進めているとみている。シュミハリ氏は、ウクライナが新たな大規模攻撃に対して日々準備を行っていると強調。ロシア側は、さらに変電所や送電網を使えなくしようとしているだけでなく、恐怖と混乱の種を植え付けようとしていると指摘した。

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