ウクライナ、大みそかのエネルギーインフラへの攻撃を警戒

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キーウ郊外の正教会教会でクリスマスミサに参加するウクライナ人ら=25日/Felipe Dana/AP

キーウ郊外の正教会教会でクリスマスミサに参加するウクライナ人ら=25日/Felipe Dana/AP

(CNN) ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は27日、国内各地の電力供給はロシア軍が砲撃するリスクが絶えずあるため「かなり難しい」状況が続いており、大みそかに「エネルギーシステムに最大の被害が出る」可能性があると警告した。

ハルシチェンコ氏は地元テレビで、ウクライナはロシア軍の攻撃の合間を利用して発電量を増やすことでエネルギー不足を減らし、また送電の容量を増やそうとしていると述べた。

同氏は年始にかけて砲撃のリスクが高まる可能性があるとも警告した。

「(ロシア軍が)我々のエネルギーシステムへの攻撃の継続を否定していない感がある。彼らは特定の日に縛られている。私が思うに、新年がそうした日の一つで、彼らはエネルギーシステムに最大のダメージを加えようとするだろう」と述べた。

ウクライナの国営電力会社ウクレネルゴは27日、電力不足は「発電所の発電量が増加したためわずかに減った」が「利用可能な量はまだ全国の消費者のニーズを満たせるほど十分ではない」と説明した。

「電力不足のわずかな解消は、大規模な攻撃で被害を受けた送電網が徐々に復旧し、また占領から解放された地域のエネルギーインフラが復旧しているためだ」と同社は声明で述べた。

少なくとも部分的に電気が使えるようになった消費者の数は増えており、産業界の電力消費量も増えているという。

ウクライナのゼレンスキー大統領は26日夜、国内各地で約900万人が依然として電気が使えない状況に置かれていると述べた。

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