ロシア外相、「併合」4州めぐりウクライナに最後通告

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(CNN) ロシアのラブロフ外相は26日、ウクライナがロシア政府の「新しい領土」に関する提案を受け入れなければならず、受け入れられない場合にはロシアが軍事行動を起こすと述べた。ロシア国営タス通信が伝えた。

ラブロフ氏は、支配地域での非軍事化や非ナチ化、ロシアの新たな領土を含む場所からのロシアの安全保障に対する脅威の排除といったロシアの提案をウクライナはよく認識していると述べた。新たな領土とは、「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」、ウクライナのヘルソン州とザポリージャ州を指すとみられる。

ラブロフ氏は、そうした提案が満たされない場合には、ロシア軍が自らそうした問題の対処に乗り出すと語った。

ラブロフ氏は、戦争の継続については、米国とウクライナの政府の側にボールがあると述べ、「彼らはいつでもこの無益な抵抗をやめることができる」と述べた。

ロシアは、9月にウクライナのルハンスク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソンの4州で偽の住民投票を実施した後、これらの地域の「支配」を主張した。ウクライナ政府や西側諸国はこうした主張について国際法違反だと一蹴している。

ロシアは当初から、こうした地域での後退に苦慮している。ロシアへの「併合」を宣言した地域も完全な支配下には置けていない。

ロシアのプーチン大統領は先週、併合した4州について「極めて複雑」な状況にあると認めていた。

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