領空侵犯の北朝鮮ドローンに警告射撃、韓国国防省発表

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
国境地帯で風に揺れる韓国と北朝鮮の国旗/Im Byung-shik/AP/File

国境地帯で風に揺れる韓国と北朝鮮の国旗/Im Byung-shik/AP/File

(CNN) 韓国国防省は、北朝鮮のドローン5機が26日、韓国の領空を侵犯したことを受け、戦闘機や攻撃ヘリコプターを出動させたと発表した。

韓国軍はドローンを狙って射撃したが、撃墜できたかどうかは確認できなかったとしている。

国防省によると、ドローンのうち4機は江華島の周辺を、1機は首都ソウル北部の領空を飛行した。

国防当局者は記者会見で、「これは明らかな挑発であり、北朝鮮による我が国の領空の侵犯だ」と強調。領空侵犯を受けて韓国軍は有人・無人の偵察機を南北の軍事境界線地帯に送り込み、一部は北朝鮮の領空に侵入したと語った。

偵察機は北朝鮮の軍事施設の撮影などの偵察活動を行ったとしている。

国防省によると、韓国軍が北西部の金浦市付近の上空でドローンを最初に探知したのは現地時間の26日午前10時25分ごろだった。

北朝鮮のドローンが前回、南北軍事境界線地帯で発見されたのは2017年だった。当時韓国は、米国が韓国内に建造したミサイルシステムを偵察中に墜落した北朝鮮のドローン1機を回収したと発表していた。

北朝鮮は今年に入ってミサイル実験を繰り返し、複数発を同時に発射したこともあった。ミサイルが発射された日は36日に上り、金正恩(キムジョンウン)氏が12年に実権を握って以来、最も多かった。

韓国によると、直近では23日に、北朝鮮が短距離弾道ミサイル2発を平壌の順安付近から朝鮮半島と日本の間の海上に向けて発射している。

「朝鮮半島情勢」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]