米国の「パトリオット」ミサイル、配備されれば「確実に」標的に ロシア大統領府

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2019年に行われた「パトリオット」の試験発射/Jason Cutshaw/US Army

2019年に行われた「パトリオット」の試験発射/Jason Cutshaw/US Army

(CNN) ロシア大統領府のペスコフ報道官は、米国の地対空ミサイルシステム「パトリオット」がウクライナに送られれば、ロシア軍の正当な標的になると述べた。

ただし、ペスコフ氏は米国の計画は確認されていないと付け加えた。

CNNがペスコフ氏に、パトリオットは「直ちに我が軍の正当な標的になる」と述べたメドベージェフ前ロシア大統領と同じ考えを持っているかと尋ねたところ、ペスコフ氏は「もちろん」と答えた。この発言は後にロシア国営タス通信が取り上げた。しかし同氏は「米国の計画は単に報道によるものであるため、今はコメントを控える」とも述べた。

CNNは13日に、米当局者2人と政権高官1人の話として、米国が早ければ今週中にもウクライナへのパトリオット提供を最終判断すると報じた。

国防総省のこの計画は、バイデン大統領が最終判断する前にオースティン国防長官の承認が必要だ。3人の当局者らは承認が見込まれているとCNNに述べた。

ウクライナは何カ月もの間、弾道ミサイルや巡航ミサイルの迎撃に極めて有効なパトリオットの提供を米国に求めてきた。

一方で、ロシアの当局者はこれまで、高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」を含め、ウクライナに送られる西側諸国のシステムは全て攻撃の標的になると繰り返してきた。

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