ウクライナ大統領、G7に支援継続を要請 和平に向けた取り組みも説明

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G7首脳との協議に参加するゼレンスキー氏/Ukrainian Presidential Press Service/Handout/Reuters)

G7首脳との協議に参加するゼレンスキー氏/Ukrainian Presidential Press Service/Handout/Reuters)

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、主要7カ国(G7)の首脳とオンライン形式で会談し、来年もウクライナへの支援を継続するよう要請したほか、平和を保証するための3つの段階を提示した。

ゼレンスキー氏は、最初の段階として「新しい戦力」を挙げ、より多くの兵器の供与を求めた。

ゼレンスキー氏は、ロシアが依然として火砲やミサイルで優位な立場にあるのは事実だとし、ウクライナにはより多くの近代的な戦車が必要だとの見方を示した。ゼレンスキー氏は各国首脳に対してウクライナを防衛するための力をすぐにでも提供するよう求めた。

ゼレンスキー氏は、より多くのロケット砲や長距離ミサイルも必要だと述べ、ウクライナには継続した火砲の支援が必要だと言い添えた。

ゼレンスキー氏は、次の段階として、来年、財政やエネルギー、社会の安定を維持することを挙げた。

ゼレンスキー氏はG7首脳に対し、ウクライナに対するガスの支援を強化するよう求めた。

ゼレンスキー氏によれば、発電所に対する攻撃によって想定していた以上のガスの使用を余儀なくされているため、特に今年の冬については追加の支援を必要としているという。

ゼレンスキー氏は、三つ目の段階として、ウクライナが平和的な解決策をロシアに提案するとし、今年のクリスマスに軍の撤退を求めることから始めると述べた。

ゼレンスキー氏は、ロシア政府が繰り返し言及している、具体的で意味のある外交的な解決をロシア側に提示すると述べた。

ゼレンスキー氏は、クリスマスについて、普通の人々が侵攻ではなく和平について考える時期だと指摘。ゼレンスキー氏は「ロシアに少なくとも侵攻を放棄する能力があることを証明する努力を行うよう提案する。もし、ロシアがウクライナから軍を撤退させれば、戦争行為の永続的な停止が保証される」と述べた。

G7首脳はウクライナに対する揺るぎない支援と連帯を明言した。軍備や防空システムの支援を強化することを約束したほか、継続するロシアの「侵略戦争」を非難した。

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