動物園のライオン5頭が脱走、防犯カメラ映像で経緯判明 豪シドニー

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豪州シドニーのタロンガ動物園でライオンの親子5頭が囲いから脱走した/Saeed Khan/AFP/Getty Images

豪州シドニーのタロンガ動物園でライオンの親子5頭が囲いから脱走した/Saeed Khan/AFP/Getty Images

(CNN) オーストラリア・シドニーのタロンガ動物園で先月、ライオンの親子5頭が次々に囲いから脱走する騒ぎがあり、動物園は1日、防犯カメラの映像を調べた結果、脱走劇の様子が分かったと発表した。

同動物園によれば、防犯カメラの映像には、ライオンの子ども4頭と大人のオス1頭が、金網のフェンスの下をくぐって囲いからはい出す姿が映っていた。

この騒ぎは11月2日に発生。現地時間の午前6時半ごろ、5頭がライオン舎の囲いの外にいるのが見つかった。

ライオンの子ども4頭はフェンスの前で遊んでいたが、やがて1頭がフェンスの下に穴を掘って脱出。残る3頭と父ライオンが後に続いた。母ライオンともう1頭の子どもは囲いの中に残った。

脱走したライオンは5頭とも落ち着いた様子で囲いから数メートルの場所にとどまり、何度か戻ろうと試みていた。

動物園の緊急対応チームは脱走から10分足らずで現場に駆けつけ、「数分以内に」事態を収拾したとしている。

4頭の子どもはまず1頭が囲いの中に戻って2頭がそれに続き、1頭は鎮静剤を打たれて運ばれた。父ライオンもやがて群れに戻った。

CNN提携局の9ニュースによると、ライオンが脱走した当時、動物園の敷地内のキャンプ場にいた宿泊客は、直ちにテントを出て逃げるよう指示され、近くの建物に避難した。

ライオン舎の近くにテントを張っていたという宿泊客は、係員に「今すぐテントを出て逃げてください。所持品は持たないで」と指示されたと話している。

脱走が起きた経緯については今も調査を続けているが、これまでの調査でフェンスの「完全性の問題」が確認されたと動物園は説明している。

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