ベルギー首都で暴動、W杯のモロッコ戦敗北後

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暴徒化したサッカーファンが機動隊と衝突し、車や電動スクーターに火をつけるなどした/Nicolas Maeterlinck/BELGA/AFP/Getty Images

暴徒化したサッカーファンが機動隊と衝突し、車や電動スクーターに火をつけるなどした/Nicolas Maeterlinck/BELGA/AFP/Getty Images

(CNN) ベルギーの警察は27日、サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会のベルギー対モロッコの試合後に発生した暴動に対応し、数十人を拘束した。試合は0―2でモロッコが勝利していた。

ブリュッセル警察はCNNへの声明で「午後3時22分前後、顔を覆った数十人が治安要員と争う姿勢を見せ、公共の安全を危険にさらした」と述べた。

ロイター通信によると、ブリュッセルの全域で複数の暴動が発生。数十人のサッカーファンが機動隊と衝突し、車や電動スクーターに火をつけるなどした。暴徒の一部はモロッコの国旗を身にまとっていた。

警察は直ちに放水車と催涙ガスを使用しての介入を決定したと説明。午後7時前後に事態は沈静化したが、引き続き予防的な巡回を懸念の残る地域で実施していると述べた。

ブリュッセル市長のオフィスはCNNの取材に答え、破壊された市内のインフラについて、若い暴徒たちの親らが賠償責任を負うことになるとした。

試合はモロッコが後半にフリーキック(FK)で先制。さらに、アブフラルが追加点を決めて勝利した。W杯の試合でモロッコが勝つのは1998年以来3度目。

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