ローマ教皇のひざのけが、スペインのサッカーチーム医師が治療

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フランシスコ教皇=10月25日、イタリア・ローマ/Franco Origlia/Getty Images

フランシスコ教皇=10月25日、イタリア・ローマ/Franco Origlia/Getty Images

(CNN) スペインのプロサッカーチーム、アトレティコ・マドリードの主任医師が、ローマ教皇庁(バチカン)から招かれて、フランシスコ教皇(85)のひざのけがの治療に当たっていることを明らかにした。

整形外科・外傷専門医のホセ・マリア・ビヤロン氏はスペインのラジオ局COPEに対し、バチカンからの要請を受け、フランシスコ教皇の治療のために専門の医師団が渡航したことを確認。車いすに乗った教皇を診察し、動きを良くして関節炎の進行を遅らせることができるかどうか検討していると説明した。

フランシスコ教皇は、右ひざの痛みのために、杖をついたり車いすを使ったりする姿が目撃されていた。

フランシスコ教皇は今年、アフリカのコンゴ民主共和国と南スーダン訪問を中止した。その前に医師からは、さらに20日の治療を受けて右ひざを休めなければ、カナダ訪問も断念を強いられるかもしれないと告げられていた。

教皇は7月にロイター通信の取材で自身のけがに初めて言及。靱帯(じんたい)に炎症がある状態で足を踏み外し、ひざに「小さなひび」が入ったと打ち明けていた。

ビヤロン医師によれば、フランシスコ教皇は、1つの関節が関節炎を起こし、その影響でほかの関節にも通常以上の負担がかかって悪化が進んでいる状態にある。この進行を遅らせて、悪化を防ぎたい意向だという。

患者としての教皇は「非常に接しやすい」半面、手術を望まないという点では「とても頑固」だとビヤロン医師は形容する。

「教皇に同意してもらえるよう、私たちは保存的療法を提案しなければならなかった」「初回の訪問は相談だけだったので、また戻りたいと思っている」とビヤロン医師は話している。

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