ウクライナ検察、ロシア投降兵の処刑疑惑の映像で調査開始

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(CNN) ウクライナ検察当局は22日、ロシア軍の兵士がウクライナ軍に投降した後に殺害された様子を捉えたものだとロシアが主張しているビデオが先週末にソーシャルメディアで公開されたことを受け、調査を開始した。

ウクライナ議会人権委員会のドミトロ・ルビネツ氏は20日、ロシア兵が投降するふりをして先に発砲したと主張し、「応戦することは戦争犯罪ではない」と述べている。

CNNが位置情報を特定したこのビデオは東部ルハンスク州マキイウカ村の郊外で撮影されたが、何が起こったのか正確な詳細は不明のままだ。マキイウカはリマンの北東約40キロにある。

ウクライナ検事総長室は22日の声明で、ロシア兵士が投降時に取った国際人道法で禁じられている「背信行為」(軍事的優位性を得るために敵の信頼を得ることを目的とした行為)をルハンスク地方検察庁が調査すると発表した。

「メディアの観察結果によると、ルハンスク州マキイウカ村で、ロシア兵士がウクライナ軍への投降を装ってウクライナ兵士に向かって発砲したことが知られている。このような行為は国際人道法で禁じられている」と声明にはある。

公判前の調査では事案のあらゆる状況を立証し、居合わせた全員に対する法的評価を行うための措置が取られるという。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は21日、ロシアは責任を負う者の捜索に「可能な限り」取り組み、その人物は「罰せられなければならない」と記者団に述べた。

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