バルト海輸送管のガス漏れ、爆発物の残留物発見 スウェーデン

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ガス漏れによって水面に発生した泡=9月30日/Swedish Coast Guard Handout /Anadolu Agency/Getty Images

ガス漏れによって水面に発生した泡=9月30日/Swedish Coast Guard Handout /Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) スウェーデンの検察当局は20日までに、バルト海を通じてロシアとドイツなどの欧州をつなぐ天然ガスの海底パイプライン「ノルドストリーム」で今年9月に発生したガス漏れは「破壊工作」が原因だったと発表した。

現場で捜査担当者が「爆発物の残留物」を見つけたと述べた。

予備捜査を主導していた検察当局者は声明で「重大な破壊工作」であると位置づけた。捜査は今後も続行するとしたが、立件の罪名などは未定とした。

ガス漏れの現場はスウェーデンとデンマークの排他的経済水域(EEZ)内にある。両国はノルドストリーム1とノルドストリーム2のパイプライン2本の4カ所で生じた穴の由来などを調べていた。

ガス漏れは、ロシアによるウクライナ侵攻に根差す欧州諸国とロシアとの間のエネルギー戦争の激化を背景に発生。ウクライナ侵攻を機に欧州諸国はロシアへの経済制裁を打ち出し、ロシアは報復の形で欧州へのエネルギー源輸出を縮小させていた。

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