G20閉幕、首脳宣言で「大半の」国がウクライナ侵攻を非難

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G20サミットにはロシアのプーチン大統領の代理としてラブロフ外相が参加=15日、バリ島/Achmad Ibrahim/AP

G20サミットにはロシアのプーチン大統領の代理としてラブロフ外相が参加=15日、バリ島/Achmad Ibrahim/AP

(CNN) インドネシアのバリ島で開催された主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は16日、首脳宣言を採択して閉幕した。

1100ページを超える文書に各首脳による個別の署名はなく、意見の相違を認める文言が盛り込まれた。

欧米諸国はロシアによるウクライナ侵攻を強く非難することを主張したのに対し、中国やインドの慎重姿勢が注目された。

首脳宣言には、「大半の」参加国がウクライナでの戦争を「強く非難」し、甚大な人的被害や世界経済への深刻な影響を強調したと記された。

中国はウクライナに対するロシアの攻撃を「侵攻」「戦争」と呼ぶことに繰り返し難色を示し、ロシアの軍事行動を非難することを拒否した。

宣言は、状況の分析や制裁に異論もあることを併記し、G20が安全保障の問題を解決する場ではないことを認めたうえで、安保問題が世界経済に大きな影響を及ぼし得るとの認識を示している。

また中国を含む各国が、核兵器の使用に反対する立場を表明。「核兵器の使用や威嚇は許されない。紛争の平和的解決と危機対応の努力、外交と対話が必要不可欠だ。この時代を戦争の時代にしてはならない」と明記した。

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