ウクライナの電力危機、最も脆弱なのは首都含む2州

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カフェの外に立つ女性=7日、ウクライナ首都キーウ(キエフ)/Ed Ram/Getty Images

カフェの外に立つ女性=7日、ウクライナ首都キーウ(キエフ)/Ed Ram/Getty Images

(CNN) ウクライナの国営電力企業「ウクルエネルゴ」は12日までに、ロシア軍によるエネルギー関連施設への波状的な攻撃を受け電力供給が最も脆弱(ぜいじゃく)な地域は首都キーウ(キエフ)の州と北東部ハルキウ州になっているとの現状認識を示した。

同社の最高経営責任者(CEO)は地元テレビ局の取材に7日、5波にわたる大規模攻撃と多数の小規模攻撃により給電を実施できる状況は厳しいとの見方を表明。

修理チームが過去数週間、無休で復旧に努めているものの、キーウ、ハルキウ両州での改善の見通しが最も深刻と認めた。時間帯で決める計画停電が実施されている理由だとも述べた。北東部スーミ、中部ポルタバ両州も同様の状態にあるとした。

仮に砲撃などの攻撃がなくなった場合、数日内に電力復旧があり得るだろうとも述べた。

この中でウクライナのエネルギー企業「ヤスノ」は11日、ロシア軍によるウクライナの電力関連インフラへの攻撃が新たに夜通しあり、キーウでは大規模な緊急停電の発動を強いられたとSNS上で報告した。

中部ビンニツァ州のボルゾフ知事はSNS上で、攻撃は11日未明の時間帯に起きたとし、州内にある新たな重要インフラが狙われたとした。

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