ウクライナ大統領、ロシア軍の戦車半数の喪失は「ほぼ事実」

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砲弾を発射する自走砲=9日、ウクライナ・バフムート近郊/LIBKOS/AP

砲弾を発射する自走砲=9日、ウクライナ・バフムート近郊/LIBKOS/AP

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は12日までに、ロシア軍は主力戦車の半分を戦闘で喪失しているとの米国防総省高官による最近の分析に触れ、「おおむね現実を踏まえた内容になっている」と評価した。

CNN記者との会見で述べた。大統領はロシア軍は兵員や砲門などで「驚くほどの損失を被っている」とも主張した。

米国防総省のカール次官(政策担当)は先に、ロシア軍は侵攻前に比べ兵力の弱体化を抱えて戦争の終結を迎えることになるだろうなどと記者団に説明。これまでの戦闘で「おそらくロシア軍全体が抱えていた主力戦車の半数を失った」などと指摘した。

ゼレンスキー大統領はCNNとの会見で、この数字とウクライナ側が計算した水準とは一致するのかの質問に「大体は現実を反映している」と回答。その上で、特に兵員損失の部分を含め、「誰も実際の現実全てを知らないだろう」とも述べた。

ただ、ロシア軍の人員面での損失はウクライナと比べ「10倍」に達しているとも推定。兵員の死亡数については両国間で非常に大きな差異があるため正確な数字は示せないともつけ加えた。

ウクライナ軍の死者数がより少ないのは、兵士を「使い捨て」の方法で投入することに忌避感を抱いていることが一つの理由になっていると述べた。「我々は第一に兵士たちの命の保護を大事にしている」とも強調した。

ゼレンスキー大統領は米欧が供与した砲門などの兵器や新たな軍事技術がロシア軍の攻勢をはねつける要因になったとも評価した。

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